SSB夏企画”熱海スナップミート”を開催しました!<午後の部編>

こんにちは、りょんりょんです。”熱海スナップミート記事”再来です。
前回の記事ですが、めっちゃローカルな活動をたくさんの方に読んでいただき大変恐縮でした。ありがとうございます。

まだご覧になってない方は上から前編へ飛べます。
バナー写真のスーパー自由で楽しんでる感、熱海という魔力、そして参加メンバーの写真たちがよかったおかげではないかなと思ってます。私の文章は25%くらい小ボケと雑談なのですが、楽しんでもらえたら何よりです。

今回は<午後の部編>です。午後の部の見所を端的に表すと「涼を求めて三千里」「OGM48(お昼ご飯待ち48組)」「来宮ジンジャの優美(ゆううつ)」です。おまえは何を言ってるんだ。
そんな前記事の終わりに書いたタイトル回収するためにも今回の記事を書いていこうと思います。

PM12:00 再びスナップ開始

さて、Cafeサンバードを後にしたメンバーズ。午後の部からはみささんとゆづさんも加わり、ますます大所帯に。盛り上がったテンションで目指すはもちろん眼前に広がる熱海の大ビーチ。この時間帯になるとさすがに観光客も多くなり、ビーチは所狭しと人とテントで埋められていました。ひ…!人だらけでどこを撮ってもごちゃごちゃ映っちゃうよぉ〜…!

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だがそれがいい
熱海は斜面の街&観光地という特性上、ホテルやマンションが立ち並び、それが山の上まで見えるような状態になっています。しかもカラーも派手。テーマパーク感すら感じられます。
手前もごちゃごちゃ、奥までごちゃごちゃ。そのような情報量を詰め込んだ写真が撮れるのも熱海ならではの魅力です。

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往来の人も多い中、気持ちよさそうに寝ているのめっちゃいい

…しかし「ごちゃごちゃ」というと怒られるかもしれませんね、フォロー入れときます。

いいぞ!立建リゾー党いくわ観光組熱民民主党もその全てが、大地と海が織りなす真夏のバカンスにふさわしい景観を作り上げているぞ!理想的な連立政権だ!これが熱海の魔力!支持率が高いわけだ!

…ちょっと煽ってる感じがするので結局熱海の人を怒らせてしまうかもしれません。(執筆者は本当に熱海が好きです、許してください)

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もちろん海側を臨む景色も最高で見晴らしがいい
観光客のにぎわいも夏らしい気持ちよさを感じる(撮影:カーリー
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日傘をテントと擬態化させようと思って撮ってみた
手前の左右の砂浜までテントで埋まってたら良かったかもね

海を満喫したといっても、ビーチまで降りて撮ったのは半数くらいでした。たぶん砂にまみれるのと人の多さが嫌だったからでしょう。気持ちは分かる。熱海の魅力も目の前の煩わしさには勝てない。

海辺を満喫した一行は大通り挟んで向かい側にある路地裏へ移動して散策開始。高い建物の裏側なので影になるかと思いきや、この時間帯になると太陽はほぼ真上。真昼の熱海に照らせない場所はないのだ。

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建物に囲まれた隙間に伸びる木々にも太陽はその恵みを与える(撮影:hiro
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坂道の途中、建物と建物の間にショートカットできるように階段が設けられている
その階段のある建物の隙間に座ってポーズを決める私(撮影:hiro
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モノクロにすると光と影の差がより際立ってかっこいい(撮影:Hayato

PM1:00 「涼を求めて三千里」

カフェで休憩したとは言えど炎天下の中であることには変わりありません。ものの1時間で我々の体力はほとんど奪われてしまいました。メンバーの中にもゲッコー・モリアに影を奪われたが如く、日陰から出られない人が続出。自販機でジュースを買って道端で休憩します。
時間も時間、観光客も予想より遥かに多いのでそろそろ昼ごはんを食べに行こうということで熱海駅周辺の商店街へと戻ります。えぇ、戻るのです。午前に降りた坂道を。涼と昼ごはんを求める私たちは、それらを希望として坂道を登るのです。

同じ道を通って帰ると言えど、向かう方向と太陽の位置の違いは、私たちにまた違った熱海の色を見せます。

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こんだけバイクが並んでたら撮っちゃうよね(撮影:hiro
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黄色い屋根と黄色いタクシー
違うものをカラー合わせて撮るの良いよね(撮影:miho
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窓の反射に映り込む自分を撮るのはカメラやってる人あるある(撮影:Suzu
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昼過ぎは朝とは違う位置に太陽があるわけなので、同じ道でも違う影ができています
往復することは意外な発見につながるかもしれません、にしても変な形の影だ

PM2:30 「OGM48(お昼ご飯待ち48組)」

熱海駅前の商店街に戻ってきた私たち。目の前に広がるのは朝とは比べ物にならないほどの観光客の波でした。波とかじゃない、津波。その津波が商店街のご飯屋さんに押し寄せていたのです。お店からは嬉しい悲鳴が飛び交っていたことでしょう、幸福のテンペスト

どこも混雑していることを察した我々は、小さいお店ではなくいっそのこと大きいお店に行って待つ作戦を立て、商店街の「熱海おさかな・大食堂」へ。

こちらのお店は新鮮な海鮮丼が食べられるお店です。ふもとのビーチ近くにもお店を開いてます。宝玉の如く輝くお刺身が、白き玉座(白米)に鎮座ましましているわけです。
ここのお店の名物は「てっぺん丼」というもので、ご飯の上にこれでもかと言うほどの新鮮なお刺身を、文字通り山盛りに盛っているのです。鎮座増し増しているわけです。
私は「てっぺん丼」以外を注文したことはありません。何食べようかな〜とメニューを見てる中で「てっぺん丼」が目に入ると、「てっぺん丼だ!!山盛りだウッホーイ!!」と飛び付く思考回路になってるからです。まだ小学生の方が賢いと思います。

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てっぺん丼撮ってなかった、過去写真でごめんなさい、どでけえ

せっかく県外から来てくれた方もいるのですから、新鮮な海鮮に舌鼓を打ってほしいわけです。多少の待ち時間は仕方ないと整理券を取りに行くと、そこには48組待ちの文字列。ディズニーランドかよここは。
しかしここはあえて待ちを選択。「店内が広い&回転率が早い&たぶん待ち組の数字に絶望して待てない人が出てくる」という仮説を立て、しばし商店街周辺を自由解散自由散策。
私もさすがに疲れたので、かき氷を買って近くの広場の階段に座り込んで休憩がてらメンバーと雑談。撮影ばっかじゃなくてこういう時間いいよね。

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しょうがないなって感じでもやってくれる優しいわたなべ氏

そうやって10分くらい待つと何か12組くらい減ってました、どうやら我々の仮説が当たったようです。想定時間より昼ごはんをフライングゲットできそうな予感がビシビシ伝わってきます。

そして30分後にはとうとう「熱海おさかな・大食堂」の中に入ることが叶いました。待ちに待った昼ごはんを前にメニューを貪る我々。ごはんを前に爛々と輝く瞳は強敵を前に喜びを隠せない狂戦士の如s言い過ぎでした。

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この時間のためにお酒を我慢していたmihoさん(左)、いい表情してる
みささん(右)の丼の構え方いいね、そして手前のてっぺん丼の大きさがよく分かるね
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右から入ろうとしてくるUeno氏、3回撮り直して全部入ってきた
左からHayatoさん、こさけんさん、KISUKEさん、ゆづさん

私はもちろん「てっぺん丼」を注文。まさにヘビーローテーション。会いたかった。どうしても君(てっぺん丼)が好きだ。上からマリコ(関係ない)
そうやって各々好きなごはんを食べつつ、メンバーと話しつつ、撮った写真を見つつ、ゆるりとしっかりとエネルギーをチャージしたのでした。

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日陰から出られなかったSuzu氏は食べてないのに体力回復してる
左からSuzuさん、hiroさん、カーリーさん、わたなべさん
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逆光で若干暗いけど、みんなの表情の明るさは分かるはず
(撮影:Ueno

PM4:00 「来宮ジンジャの優美(ゆううつ)」

ごはん屋に入ると同時に降っていた雨も、我々がごはん屋を出ると同時に止み、だいぶ過ごしやすい気温になってました。しかも適度に曇るけど明るい。そんな爆運を引っ提げて向かうは最終目的地である「来宮(きのみや)神社」です。

古くから来宮大明神と称し、熱海郷の地主の神であって来宮の地に鎮座し、来福・縁起の神として古くから信仰されています。
奈良・平安期の征夷大将軍坂上田村麻呂公は戦の勝利を祈願し、熱海来宮神社の御分霊を東北地方を始め、各地を統制して行ったと伝えられます。

おおよそ、今から1300年前、和銅三年六月十五日に熱海湾で漁夫が網をおろしていたとき、御木像らしき物がこれに入ったので、不思議に思っていると、童子が現れ『我こそは五十猛命である。この里に波の音の聞こえない七本の楠の洞があるからそこに私を祀りなさい。しからば村人は勿論いり来るものも守護しよう。』と告げられ、村民達が探し当てたのが、この熱海の西山の地でした。

熱海 来宮神社(きのみやじんじゃ) https://kinomiya.or.jp/top/overview/deity/  より引用
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格式高い来宮神社(撮影:こさけん

すみません、神社の説明が全然上手くできなさそうだったので引用しました。
神秘的な伝承が残るこの神社。我々が出た瞬間に雨が止むという運の良い出来事も、この神社の力なのかもしれない。
S○S団もきっと黙っていないでしょう。キョン五十猛命に会いにいくわよ!」とでも言い出しかねません。

そんな神社に向かう道中。坂道を登り、見晴らしのいい道を登っていきます。

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何かしらのどこかしらで窓枠があったので撮影
景色が4分割されてるみたいだなと思って撮った気がする
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そんな細い隙間に何種類の雑草が…と思って撮ったような違うような
窓枠と同様、壁を植物が分割しているような感じですね
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神社へ向かう道中、見晴らしが良いところを通ります
ちょっと曇っていますが、街全体を見渡せる良いスポット(撮影:Ueno
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途中、下に降りられるように階段があります
この階段もナイス撮影スポットなのでおすすめ
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神社近くの道路沿いの壁にはびっしりと植物が生い茂ってました
ゆづさんに立ってもらって撮らせてもらいました、服装とトイカメラと緑のマッチングが良い

ようやく到着した境内。夏なのでまだ明るいとはいえ夕方も差し掛かった時間帯、木々に覆われた神社に隙間から優しい陽光が差し込みます。

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涼んでもらうためのミストが準備されている
虹がかかるのを見逃さない(撮影:miho
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虹より涼を求め、ミストの恩恵にあずかりに行くSuzu氏
手の上げ方がスピリチュアル味がある

来宮神社は本宮の裏に行けるのですが、そこにはパワースポットとしても有名な大楠が守護神の如く根を張り熱海の街を見護っています。その樹齢なんと2100年。紀元前から生きているということです、時間軸の規模が大き過ぎて理解が追い付きません。
我々は何も言わずともその大楠の樹に引き寄せられ、溢れる生命力をその目で見、その手で触れ、そのカメラで残すのでした。

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天へと伸びるしなやかでたくましい腕からは、今もなお生命力を感じずにはいられない(撮影:hiro
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大楠を高いところから見られるようにするための展望台
大楠の根付き方がよく見えます、えげつない

その後は神社敷地内にあるカフェでドリンクを購入し、テラス席で休憩がてら談笑。終盤にもなると緊張感もなくなり、全員が打ち解けて盛り上がる様子を見て安堵した私でした。

ちなみにメンバーのわたなべさんはみんなが写真を撮ってる間にドリンクを飲み、みんながドリンクを飲んでいる間はパフェを食べてました。ゆるい。

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見終わって「ワァ〜!」と走り出すSuzuさん
ピントは合ってないけどこの写真好きなんだよな
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しそサワージュース、見た目も味も美味しかった(撮影:Hayato

PM5:00 解散

さて、勝手に名付けた3タイトルを無事回収しました。小ネタを挟むのに全力過ぎて前回の更新から1ヶ月掛かってしまったわけですが、いよいよそれも終わり解散の時がやってきました。

「解散の前にみんなで写真を撮ろうよ」と誰かが言う。
三脚がないからカメラを置ける場所を探し、みんなが映るように角度を調整する。
「どう並ぶ?」「ここ空いてるよ」と声を掛け合う。
「3、2、1!」で写真を撮る。

瞬間的に撮った奇跡の1枚でもなければ、色がハデでもバズる写真でもない。
だけど私には、ここにいた全員にとってこの時の何でもないやり取りとこの集合写真が大切な1枚になってるんじゃないかなと感じています。

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みんないい笑顔なんだよな
何でもない日もイベントがある日も、これが写真に残す価値(撮影:こさけん

大事なのはそこにいるということ。
みんな仲良くハッピーに過ごすということ。
そして、その時間を写真で残すということ。

今回のメンバーで熱海スナップミートができてよかったなと心から思っています。またみんなで集まって遊びましょう。

ちなみに解散が終わったあと、東京組は海に向かって街を下っていきました。なかなか来られない街だからね、と気持ちは分かるのですが、追加で坂道をもう1往復するあたり、「貴公らはドMでありんすか」と思わざるを得ませんでした。

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東京組だけが見たその日の夕方の港(撮影:こさけん

参加者からの感想

行くまでドキドキしましたが、みなさんが撮影ジャンル、撮影スタイルが良い意味でバラバラだったので、のびのびと参加できました。 楽しかったです。

Suzu(SSBメンバー)

知り合いの写真仲間に誘われて、熱海へと赴いた。熱海に行くのは初めてだったが、そこは私がかつて住んでいた長崎の街並みによく似ていた。 坂が多く、海も近い。そんな景色にどこか懐かしさを感じながら、静岡写真コミュニティ ”Shizuoka ShutterBugs”のメンバーの方々に熱海を案内して頂いた。
静岡のフォトグラファーはスナップミート主催のRyo Taniokaさんしか存じ上げなかったが、ポートレートを撮られている方やモデルをされている方もいて、刺激をもらえた。 写真という共通の趣味のおかげで旅ができ、また新しいつながりが増えたことに感謝したい。次に熱海を訪れたら温泉にでも入りに行こうかな。

Yuki Kariya(東京)

東京からの参加で初対面の方も多かったですが、写真を通じて楽しく交流できました!
同じルートを歩いていても、それぞれ視点が違い、全然違う写真を撮っているのがめっちゃ面白かったです。
熱海という街の魅力を知ることもでき、充実した1日でした。またぜひ参加したいです😄

こさけん(東京)

11/12 秋のフォトウォーク ”奥大井スナップミート”

熱海スナップミートの全てをお話ししました、いかがだったでしょうか。
「SSB公式四季フォトウォーク」は、コミュニティ内外問わず参加できるフォトウォークです。熱海の魅力はもちろんのこと、コミュニティ内外関係なく交流して写真を楽しむ姿を伝えられたのではないかなと思います。
ちなみに静岡県民のHayatoさんはこの時コミュニティメンバーではなかったのですが、フォトウォークきっかけでコミュニティにジョイン。やっぱりどんな人たちがいるか分からないと不安だもんね、払拭できてよかったです。

ということで次は秋の部!奥大井スナップミート”を開催します!向かう先は奥大井湖上駅」と「畑薙大吊橋」!紅葉と併せて最高のロケーションがあなたの眼前に広がること間違いなしです。

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秋の紅葉を見にレッツゴー静岡マウンテン!メンバー一同、あなたとお会いできることを楽しみにお待ちしております。

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ナイスプリケツ

それでは。